前野熊野神社(東熊野神社)
御祭神:伊邪那岐大神・伊邪那美大神
社格:旧村社
所在地:東京都板橋区前野町3-38-3
最寄駅:都営地下鉄三田線 志村坂上駅
URL:http://www.kumanojinja.net/
御由緒:創建年代は不詳。
室町・戦国時代末期頃、紀伊国・熊野那智大社より勧請されたと伝えられる。
江戸時代の1662(寛文2)年の御水帳(検地の結果を記録した台帳)に祭神は天神七代・地神五代と記載されている。
旧前野村には熊野神社が二社鎮座しており、当社の北東600mほどの場所に鎮座している西熊野神社ともに同村の鎮守社であった。
西熊野神社に対して、東方に鎮座する当社は東熊野神社とも呼ばれ、真言宗豊山派寺院の熊野山常楽院法界寺(現・前野町4-20-8)が別当を担った。
1963(昭和38)年に手水舎、翌1964(昭和39)年に社殿、1974(昭和49)年には神楽殿をそれぞれ再建している。
志村坂上駅A2出口から首都高5号線が走る南西方向へ向かう。
650mほど先にある見次公園内を斜めに通過して見次公園前交差点を横断する。
そのまま前野中央通りに入って最初の交差点で左折、次の丁字路で右折した路地が社地の西側を通っている道となる。
路地の途中からでも境内に入れるが、社号碑が置かれた表参道はさらに南側にある。
参道途中の石鳥居には1796(寛政8)年の銘。
狛犬は1849(嘉永2)年7月奉納の尾立。
ずんぐりとしたフォルムと大きな尾が印象的。
木造瓦葺流造の社殿。
本殿部分は覆殿となっているが、内本殿の拝観は不可能。
境内には、飛鳥社(事代主命)・月山社(月読之命)・榛名社(火産毘霊之命・埴山比売之命)が祀られている
榛名社は長徳寺(大原町40)境内にあったものが、区画整理によって昭和18年に現在地に移された。
区教育委員会の説明掲示や東京都神社名鑑には春日社(天児屋根命)の記載があるが、案内板には春日の社号は見当たらない。
末社三殿の脇には庚申塔・青面金剛像が集められている。
画像の最後は、おまけで境内の猫。
若干警戒と緊張の雰囲気を漂わせつつも、しっかりカメラ目線で応えてくれた。
前野熊野神社(東熊野神社) 御朱印。初穂料300円。
参道鳥居の脇にある社務所にて受けられる。
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