八雲氷川神社

2014年6月20日


御祭神:須佐之雄尊・稲田姫尊・大国主尊
社格:旧村社
URL:http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/syoukai/10_meguro/10010.html
所在地:東京都目黒区八雲2-4-16
最寄駅:東急東横線 都立大学駅
御由緒:707(慶雲4)年9月19日、村人の勤労奉仕により創建されたと伝わる。
その後の記録などから文化年間(1804~1818)から安政年間(1854~1860)頃までに現在の規模になったと推定される。
旧衾村(ふすまむら)の鎮守であり、現在の八雲の地名は須佐之雄尊が詠んだ日本初の和歌「八雲立つ出雲八重垣妻籠みに八重垣作るその八重垣を」に由来している。
また、社地には樫の古木が多く、かつての御神木のアカガシは削り煎じて飲むと癪や咳に効くとされ、参拝者の持ち帰りが後を立たず、ついには枯死してしまったという。
このため現在では代わりに神符を授与している。

東横線の都立大学駅を出て北側の目黒通りを横断、呑川緑道を西へ。
300m強ほど進み右折すると一の鳥居が見える。
交通量の多い目黒通りや緑道沿いののどかな住宅街の雰囲気から、社頭に立つとスッと空気が変わる。


境内の参道は長く、途中には神仏習合を彷彿とさせる地蔵や石仏も。鳥居は三の鳥居まである。

清涼かつ威厳ある雰囲気の漂う中、静かに佇む社殿。
境内はなんとも心落ち着く、非常に居心地のよい空間である。


ここには奥ノ宮も鎮座する。社殿右横の回廊の下をくぐり社地の奥へ進む。
社殿前とは明らかに違う、荘厳な神気に溢れる。
枯れたという御神木の株が祀られているが、未だ気を放つ。
さらにその奥が奥ノ宮の社殿。倉稲魂命と稲田姫尊の父母神である足名槌命・手名槌命が祀られている。

八雲氷川神社 御朱印。初穂料300円。社殿右手の社務所にてお願いできる。
社地は元々祭祀が執り行われた聖地だったのでは…と思うほど、気に充ちた神社である。