春日神社(春日町)

春日神社(練馬区春日町)
御祭神:天児屋根命
社格:旧村社
所在地:東京都練馬区春日町3-2-10
最寄駅:都営地下鉄大江戸線 練馬春日町駅
西武鉄道豊島線 豊島園駅
URL:—
御由緒:江戸時代に創祀および沿革の考証できる古文書・古器物等をことごとく焼失しており、詳細は明らかではない。
口伝によれば工藤左衛門尉祐経(源頼朝の重臣で、曾我兄弟により仇討ちされた)の孫、祐宗により創建されたと伝えられている。
※ただし、工藤祐経の孫には「祐宗」という名の人物は確認できず、五代のちの後裔に伊東祐宗がいる。
工藤氏・伊東氏は、藤原鎌足を祖とする藤原南家の流れを汲む氏族で、その祖神である天児屋根命を祀ったものと推測される。
戦国時代の文明年間(1469~1486年)頃、練馬城主であった豊島勘解由左衛門尉泰経・平左衛門尉泰明の兄弟が、一族の守護神として崇敬した。
豊島兄弟はのちに太田道灌に滅ぼされるが、落城した練馬城を居とした海老名左近もまた当社を篤く崇敬したとされる。
当地の古い地名「小字海老ケ谷戸」は海老名氏ゆかりといわれている。
江戸末期には庭泉堂塾が設けられ、近隣の各名主の子弟を集めて読み書きや珠算を教えていたという。
幕末まで十羅刹女社と称されていたが、明治の神仏分離令により、十羅刹女社は現在も隣接する旧別当寺の大林山最勝院寿福寺に遷された。
春日神社(練馬区春日町) 鳥居春日神社(練馬区春日町) 境内
鎮座地は遊園地「としまえん」の北側だが、駅としては豊島園駅よりも練馬春日町駅からの方が近い。
春日町駅A1出口から環八通りを南に向かい、春日町交番の信号で左折し、道なりに450mほど進むと都営練馬春日町三丁目第2アパートがある。
2号棟の脇に細い路地があるので、これを入っていくと境内が見えてくる。
社頭は南側にあり、社前の道を1km弱西に行くと高松八幡神社が鎮座している。
春日神社(練馬区春日町) 絵馬殿春日神社(練馬区春日町) 神楽殿
春日神社(練馬区春日町) 狛犬 吽春日神社(練馬区春日町) 狛犬 阿
春日神社(練馬区春日町) 拝殿春日神社(練馬区春日町) 本殿
拝殿前の狛犬は1861(文久元)年に奉納され、1917(大正6)年再建の銘がある。
神楽殿は1956(昭和31)年、絵馬殿は1965(昭和40)年、社殿は1917(大正6)年にそれぞれ改築された。
石神井川の恵みを受け高くそびえる木々の緑と、木造の神社建築が美しい調和を織り成す。
春日神社(練馬区春日町) 稲荷神社 鳥居春日神社(練馬区春日町) 稲荷神社
春日神社(練馬区春日町) 三峯神社・第六天神社 鳥居春日神社(練馬区春日町) 三峯神社・第六天神社
春日神社(練馬区春日町) 青面金剛像春日神社(練馬区春日町) 馬頭観世音祠
境内社は社殿向かって右手に稲荷神社が二社(祭神はともに宇迦之御魂命)、左手に三峯神社(火産霊神)と第六天神社(面足之命)が鎮座する。
また、境内掲示にある恵比寿大黒神と道祖神については案内がないが、境内の一角に1709(安永6)年に上練馬海老ヶ谷戸村結衆により建立された青面金剛庚申塔と小石祠が祀られており、これを指すのであろう。
神楽殿の裏には小さな馬頭観世音の石祠も。

春日神社(練馬区春日町) 御朱印
練馬区春日町春日神社 御朱印。初穂料300円。
当社は中野区・鷺宮八幡神社の兼務社だが、御朱印は当社社務所に書き置きが用意されており、宮守の優しいご婦人が丁寧にご対応くださる。