北町浅間神社

2015年9月23日


御祭神:木之花開耶姫尊
社格:—
所在地:東京都練馬区北町2-41-2
最寄駅:東武鉄道東上線 東武練馬駅
URL:http://tokumarutenjin-kitanojinja.jimdo.com/兼務社ご紹介/北町浅間神社/
御由緒:創建時期は不明。
江戸幕府5代将軍・徳川綱吉の頃、町をあげての祭礼もあったという。
下練馬上宿・中宿の丸吉講によって、江戸時代に築山されたものと考えられる富士塚は「下練馬富士」と称され、明治初頭にも数度改修・増築の記録があり、1927(昭和2)年にも修復が行われた。
旧川越街道の宿場町として賑わった土地柄であり、同時に富士大山道の道筋でもあったため、当社が庶民の崇敬を集めていたと考えられている。
1993(平成5)年に「下練馬の富士塚」として練馬区有形民俗文化財の指定を受け、2014(平成26)年には大改修が行われた。
町会によって毎年7月1日に山開きが行われる。


東武練馬駅南口から、南側を通るきたまち商店街(旧川越街道)まで出る。
これを左折し250m弱歩くと左手に鳥居が現れる。
鳥居の脇には練馬区の登録無形民俗文化財である「ちがや馬」が飾られていた。
戦前まで練馬や板橋区内の農家でよく見られた、旧暦七夕の風習である。

境内へ進むと木造の社殿に目がいってしまうが、これは実は境内社。
富士塚こそが、主祭神の鎮座する浅間神社である。



猿像、烏帽子岩、大天狗・烏天狗・小御岳神社や多数の石碑を経て山頂(奥宮)に至る。
富士塚自体の高さは約5m、直径が約15mで、標高盤には37.76m(富士山の1/100)と記されている。
山頂には富士の方角を示す方位盤も設置されている。


境内社は二社。木造の社殿を持つ天祖神社と、石祠の神明社。
ともに祭神は大日霎貴尊である。

北町浅間神社 御朱印。初穂料300円。
本務社の徳丸北野神社にて拝受可能である。