用賀神社

2015年12月10日


御祭神:天照皇大神
相殿神:菅原道真公・應神天皇・仲哀天皇・神功皇后
社格:旧村社
URL:—
所在地:東京都世田谷区用賀2-16-26
最寄駅:東急田園都市線 用賀駅
御由緒:旧用賀村内に鎮座していた神社が合祀された神社である。
現在地に鎮座していたのは神明社で、その由緒は明らかでない。
明治に入り天祖神社と改称した後、1908(明治41)年8月11日に村社・宇佐神社、無格社の北野神社を相殿として合祀、同じく村内の無格社・巌島神社・稲荷神社・山際神社を境内社に迎え、同年11月7日に社号を地名にちなみ用賀神社と改称した。
宇佐神社は天正年間(1573~1593年)鶴岡八幡宮よりその御分霊が勧請・奉斎されたと伝えられ、用賀村の鎮守だった。
現社殿は1977(昭和52)年に当時入手困難であった木曽檜を現地に出向いて調達し造営されたという。
ちなみに旧社殿は経堂天祖神社に移築されている。

用賀駅東口を出て右に向かう。
200mほど先の信号を横断し右折すると、左に入る路地がありその先が社頭である。


1977(昭和52)年造営の神明造社殿は、非常に重厚感があり迫力を感じる。
これほど立派な社殿を造営できたのは、そもそも氏子区域が広い神社であるとはいえ、崇敬の篤さが伺える。

社殿の左手奥に境内末社が鎮座している。
社号が記されていないのだが、朱塗りの社殿は巌島神社(市杵島姫命)、稲荷神社(倉稲魂命)であろうか。
またその脇に小さな石祠も祀られており、こちらは山際神社(大山祇命)と推測する。

用賀神社 御朱印。初穂料は300円を納めた。
拝受は境内右手の社務所にて。
現在は玉川神社の兼務社であるため、宮司さんや神職さんは常駐していないが、社番の方がいる場合は印判での授与もある。
直筆は例祭(10月体育の日付近の週末)など祭事日のほか、御祈祷の依頼がある場合に受けられる。

おまけ

例祭時に公開されていた一之宮神輿とあばれ獅子頭。
獅子頭は、神田明神から移入されたものといわれるが、はっきりした記録は残されていない。