大井鹿嶋神社

2014年9月25日


御祭神:武甕槌之神
社格:旧村社
所在地:東京都品川区大井6-18-36
最寄駅:JR京浜東北線 大森駅
京浜急行電鉄本線 立会川駅
URL:http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/syoukai/09_shinagawa/9016.html
御由緒:社伝によると、969(安和2)年、常行寺(江戸時代に大井から南品川に移転)の僧・尊栄法印が茨城県鹿島神宮より御分霊を勧請し創建された。
今も当社に隣接する来迎院もこの時建立され、当社の別当寺を務めた。
明治初期の神仏分離令によって独立、旧大井村の総鎮守となった。
古くからの祭礼として相撲が奉納されており、渋谷氷川神社世田谷八幡宮とともに江戸郊外三大相撲のひとつに数えられた。
旧社殿は1862(文久2)年の造営で、精巧を極めた鎌倉彫の彫刻が施されている。
これを後世に伝えるため、6社の境内末社の合祀殿として本殿脇の覆殿内に移築され現存している。
現在の社殿は1931(昭和6)年に総檜造りで造営された。




JR大森駅から池上通りを大井町方向へ北上すると右手に社頭が見える。
少し距離があるので、大森駅や大井町駅から出る東急バスに乗れば神社前に停車するので、これを利用してもよいだろう。
先入観無しに伺ったのだが、拝殿前に立つと若干畏れを感じるくらいの神域である。
参詣している間、他の参拝者もほぼ無く、鹿島神宮の神威を思い出しつつこの素晴らしい空間をしばし独占。




現在は末社社殿となっている旧社殿が社殿向かって右脇の奥に鎮座する。
元々境内末社であった天祖神社・稲荷神社・八幡神社・三峯神社・金刀比羅神社を合祀している。
覆殿と防鳥などの目的と思われる網に保護され撮影しづらかったのだが、非常に精巧な鎌倉彫が施されている。
特に案内掲示などがないため危うく見落としそうだったが、御朱印をお願いした際にお話を伺い拝観し直した。
なお、このほかに境外末社として、南大井5-14-19に水神社が鎮座している。

大井鹿嶋神社 御朱印。初穂料300円。
境内右手境内末社のそばにある社務所窓口にてお願いできる。