和泉貴船神社
御祭神:高龗神
社格:旧無格社
所在地:東京都杉並区和泉3-22-22
最寄駅:京王電鉄井の頭線 永福町駅
URL:http://www.city.suginami.tokyo.jp/kyouiku/bunkazai/hyouji/1007861.html
御由緒:
社伝では鎌倉時代後期の文永年間(1264~1274年)に山城国・貴船神社を勧請し創建したとされるが、詳細は不詳である。
新編武蔵風土記稿には「除地一段村ノ北ノ方ニアリ小祠ヲ東向ニ立ツ」と記されており、江戸時代から熊野神社の境外末社であった。
境内には「御手洗の小池」と称される池があり、かつてはいかなる干天にも涸渇することがなく、干魃の際には雨乞祈願が行われていた。
水質も良好で豊富な湧水を湛えていたこの池は、地名「和泉」の由来といわれている。
神田川の改修工事や周辺の宅地化の影響を受け、残念ながら1965(昭和40)年頃以後、湧水は涸れた。
現社殿は1961(昭和36)年5月の造営。
本社・和泉熊野神社の社頭から北に200m弱、同じ道沿いに鎮座地がある。
新編武蔵風土記稿に記されているのと同様、社殿は東面している。
境内は社殿と御手洗の小池のみの構成。
湧水は涸渇しているが、植栽の繁茂する様子からは水脈自体が完全に涸れたわけではなかろう。
社殿について、杉並区教育委員会の案内掲示には神明造とあるが、千鳥破風付きの流造が正解。
当社は和泉熊野神社の境外末社だが、御朱印は授与されていない。
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