浅草神社(三社様)・被官稲荷神社・浅草富士浅間神社

2014年6月1日

被官稲荷神社



浅草神社の拝殿右手に社務所があるが、さらにその右奥に境内末社の被官稲荷神社が鎮座している。
江戸末期に浅草寺の門番を勤め、当地で火消や喧嘩の仲裁などで活躍した新門辰五郎の妻が病に伏せた折、伏見稲荷に祈願したところ、霊験があり病が治癒したという。
その後伏見稲荷が勧請され創建された。
社殿正面の鳥居は新門辰五郎により奉納されたもの。
1855(安政2)年創建時の杉皮葺一間社流造社殿が現存している。

奉納された狐の人形が整然と並ぶ光景は圧巻。
人形は浅草神社の社務所で受けられる。
また祭礼日等にはこちらにある授与所も開かれる。

御朱印

被官稲荷神社の御朱印は浅草神社の社務所にて受けられる。
初穂料500円。

被官稲荷神社の地図

浅草富士浅間神社



浅草神社の後方4~500m北、浅草警察署の斜め向かいに兼務社の浅草富士浅間神社が鎮座している。
鎮座地は浅草5-3-2
御祭神は木花咲耶比売命。
創建時期は不詳だが、江戸時代・元禄年間(1688~1704年)付近と推測され、1873(明治6)年より浅草神社の兼務社となった。
なお、2016(平成28)年6月に新たに富士塚が築山された。
参道石段から境内に至るところまでを1~5合目に見立て、世界遺産登録以後入手が不可能となった富士山のボク石(溶岩塊)を使用し、6合目から山頂を模している。
また、山頂で奥宮に参拝すると、ちょうど富士山を遥拝する方角に向く形となる。
浅草神社参拝の際は、時間に余裕があればぜひこちらにもお参りを。

御朱印

浅草富士浅間神社 御朱印。初穂料500円。
通常は無人だが、正月、5月および6月最終週に開かれる植木市、7月1日の山開き(例祭日)~7日までの夏詣期間に授与所が開く。
上記期間には本務社の浅草神社ではなく、当社の授与所で限定御朱印が授与される。
(※ただし上記期間であっても都合により浅草神社で授与される場合がある模様。)

浅草富士浅間神社の地図