長崎神社
御祭神:須佐之男命・櫛名田比売命
社格:旧村社
URL:http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/syoukai/19_toshima/19002.html
所在地:東京都豊島区長崎1-9-4
最寄駅:西武池袋線 椎名町駅
東京メトロ副都心線 要町駅
都営地下鉄大江戸線 落合南長崎駅
御由緒:創建年代は不詳。
櫛名田比売命を祀っていたといわれ、旧長崎村の鎮守として崇敬されていた。
豊島区内唯一の民族芸能として、1992(平成4)年に区無形民俗文化財に指定された「長崎獅子舞」は、元禄年間(1688~1704年)に始まったといわれている。
1715(正徳5)年、現在も社地に隣接している金剛院が再建され、同時期に当社の別当寺となった。
新編武蔵風土記稿には十羅刹女社と記されており、1733(享保18)年奉納の「十羅刹女」と刻印された手水鉢が保存されている。
1868(明治元)年の神仏分離令により金剛院から独立し、祭神を十羅刹女神に代え大宮氷川神社の分霊を勧請、氷川神社と改称した。
1872(明治5)年に村社へ列せられた後、1874(明治7)年に須佐之男命を合祀し長崎神社と改称している。
椎名町駅北口を出るとすぐに「長崎不動尊」の小さなお堂が見える。
そこから50mほど先、左手に伸びる路地沿いに参道の入口がある。
ちなみに南西に1kmほどの場所には、昭和に活躍した手塚治虫・赤塚不二夫・藤子不二雄・石ノ森章太郎ら著名な漫画家が居住したアパート、トキワ荘の跡地(豊島区南長崎3-16-6)がある。
一の鳥居のそばには1917(大正6)年奉納の狛犬。
阿吽ともに前脚が完全に欠損しており、かなり痛々しい姿。
経過年の割に不自然な劣化をしている。
なんらかの祈願の対象となって削り取られたのであろうか。
二の鳥居は神仏混淆の名残を表す両部鳥居、そばには1928(昭和3)年奉納の獅子山が一対。
左手には神楽殿と、旧社殿を利用したという額堂がある。
参道には三対めの狛犬も。
この付近の社地の端に、前述した1733(享保18)年奉納の水盤や井戸がある。
ちなみに十羅刹女は鬼子母神の子という仏教神であるが、石見神楽の演目「十羅」ではスサノオの末子として登場する。
1899(明治32)年に造営された拝殿。
本殿は1849(嘉永2)年造営の本殿には緻密な彫刻が施されているそうだが、覆屋に保護され拝観は不可能である。
境内社は社殿両脇にそれぞれ鎮座している。
向かって左手は小柳稲荷神社(倉稲魂命)。
右手には長崎招魂社。
日清・日露戦争から大東亜戦争までの長崎地区における戦没者781柱を祀っている。
長崎神社 御朱印。初穂料は300円を納めた。
境内左手奥の社務所にて受けられる。
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