北海道神宮(蝦夷国新一之宮)
御祭神:大国魂神・大那牟遅神・少彦名神・明治天皇
社格:旧官幣大社・蝦夷国新一之宮・別表神社
所在地:北海道札幌市中央区宮ヶ丘474
最寄駅:札幌市営地下鉄東西線 円山公園駅
JR北海道バス (西14・西15系統) 神宮前停留所
URL:http://www.hokkaidojingu.or.jp/
御由緒:1869(明治2)年、北海道開拓のため開拓使が設置され、蝦夷地は開拓判官・松浦武四郎の案により「北海道」と名付けられた。
同年9月1日、明治天皇の勅旨により、東京神祇官において「北海道鎮座神祭」が斎行され、北海道開拓の守護神として、大国魂神・大那牟遅神・少彦名神の三柱(開拓三神)が鎮斎された。
これが北海道神宮の創建とされる。
北海道開拓使長官・東久世通禧に託された三神の御霊代を祀る三面の神鏡は海峡を越え、函館に到着する。
函館からは開拓判官・島義勇が携え同年10月に銭函の仮役所に到着、仮安置した。
同年12月3日、島は札幌に入り現在の中央区北二条西一丁目に建設された「札幌第一番役宅」に御霊代を奉遷する。
1870(明治3)年5月15日、現在の中央区北二条西一丁目に造営された仮社殿に遷座、一之宮・勅祭社の扱いとなった。
翌1871(明治4)年5月14日に「札幌神社」と社号が定められ国幣小社に列し、さらに9月14日には現社地である円山の地に社殿が造営され遷座祭が執り行われた。
1872(明治5)年に官幣小社に、1893(明治26)年に官幣中社、1899(明治32)年には官幣大社に昇格となる。
1913(大正2)年、仮社殿が改められ、伊勢神宮の式年遷宮により外宮正殿を移築し本社殿とした。
戦後の1964(昭和39)年、明治天皇を増祀し社号も「北海道神宮」と改称した。
前述の社殿は、1974(昭和49)年11月10日放火テロによって本殿・祝詞殿・内拝殿などが全焼、1978(昭和53)年に再建された。
北海道神宮へのアクセスは地下鉄東西線。円山公園駅から徒歩で向かうか、そこから出ているバスを使う。
しかしそれだと第一鳥居は拝めない。神宮から中心部方向に1キロほど離れた、北一条宮の沢通り沿いに第一鳥居はある。
ちなみに筆者は実は神宮周辺地区の出身。
子供の頃、神社といえばここのことであり、七五三も毎年のお祭りも全てこの神社であった。
長い表参道を進み、手水舎、神門へ。
雪が融ければ神社らしい砂利の敷かれた参道が現れ、4月下旬~5月連休の頃には満開の桜に包まれる。
久しぶりの参拝は冬の札幌らしい雪の中。これにしっくりきて心地良さすら感じてしまう自分はやはり道産子。
北海道神宮には境内末社が三社ある。
穂多木神社はかつて存在した北海道拓殖銀行の守護神として祀られた神社で、後に同行の物故功労者の御霊を奉斎している。1950(昭和25)年、北海道神宮境内に遷座した。
札幌鉱霊神社は鉱山殉職者を慰霊する神社で1949(昭和24)年、北海道神宮境内に遷座した。
開拓神社は北海道開拓における功労者の御霊37柱を祀る神社。
北海道神宮 御朱印帳。初穂料1,000円。
初回の御朱印一社分は含めて頂ける。
北海道神宮と末社・開拓神社の御朱印。各初穂料300円。
拝殿右奥に祈祷受付所があり、御朱印の受付もそちらになる。
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