六月八幡神社

2015年12月31日


御祭神:誉田別命
社格:旧無格社
所在地:東京都足立区六月3-13-19
最寄駅:東武鉄道伊勢崎線(スカイツリーライン) 竹ノ塚駅・西新井駅
URL:http://washijinja.jp/hachimanjinja.html
御由緒:1056(天喜4)年、八幡太郎義家が奥州安倍氏征討へ向かう途中、当地で野武士等に行く手を遮られた。
折しも陰暦6月(今の8月)の炎暑によって軍勢は疲弊しており、苦戦を余儀なくされた。
そこで義家は八幡神に祈誓し、幟旗を立て士気を鼓舞しつつ軍を整える。
そして太陽を背にして応戦したところ、野武士等は照りつける日光に眼が眩んで討ち取られる者が続出し、撃退された。
義家は奥州平定の帰途、当社を勧請・創建し、村名を六月(ろくがつ)と呼び、別当を幡勝山炎天寺と号したという。

竹ノ塚駅、竹塚神社から南に徒歩で約12~3分ほどの住宅街の中に鎮座している。
一の鳥居を覆うように枝を伸ばしているのは「旗掛の松」。
野武士の襲撃に遭った際、義家が松の大樹に幟を立てかけたとされ、これが植え継がれているとある。

二の鳥居、三の鳥居と石造の八幡鳥居が続く。

太くて短めの足がなんとも愛らしい狛犬。


拝殿付近で社地は隣の炎天寺と繋がっている。
炎天寺は新四国四箇領八十八ヵ所霊場のひとつで、俳人・小林一茶の名句「やせ蛙 負けるな一茶 ここにあり」などでも有名。

境内社は一社。新編武蔵風土記稿にも記載がある稲荷神社。
宇迦能御魂命を祀っている。


六月八幡神社 御朱印。初穂料300円。
本務社の島根鷲神社にて拝受可能である。