素盞雄神社
概要
平安時代、素盞雄大神・飛鳥大神が降臨した奇岩・瑞光石に二柱を祀り創建された神社。
6月の天王祭で渡御される神輿は、左右に大きく振られる独特の担ぎ方で有名。
御祭神 | 素盞雄大神・飛鳥大神(事代主神) |
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社格 | 旧郷社 |
鎮座地 | 東京都荒川区南千住6-60-1 |
最寄駅 | JR常磐線 南千住駅 東京メトロ日比谷線 南千住駅 つくばエクスプレス 南千住駅 京成電鉄京成線 千住大橋駅 都電荒川線 三ノ輪橋停留場 |
URL | http://www.susanoo.or.jp/ |
御由緒
795(延暦14)年、修験道の開祖・役小角の高弟で、黒珍という人物が牛頭天王・飛鳥権現が降臨したという奇岩を祀り、当社を創建したと伝えられる。
牛頭天王・飛鳥権現にはそれぞれ別の社殿が造営・奉斎されていたが、江戸時代の1718(享保3)年、類焼により両社が焼失したため、1727(享保12)年に相殿として二柱を祀る瑞光殿が新たに造営された。
1864(元治元)年、祭神が降臨したという
明治初頭の神仏分離により、祭神を素盞雄大神・飛鳥大神と改められ、社号も素盞雄神社へと改称した。
1945(昭和20)年、戦災により本殿を残し全施設が烏有に帰した。
1957(昭和32)年に拝殿を再建、1981(昭和56)年には本殿の改修が行われている。
境内紹介
南千住駅からコツ通りを国道4号線(日光街道)へ北進する。
両道路が合流する交差点付近、日光街道に面して鎮座している。
参道は日光街道側と南側の路地の2ヶ所。
日光街道側の参道奥には社殿の右脇に松尾芭蕉の句碑などが置かれた庭園がある。
庭園のそばには樹皮を煎じて飲み、根元に米の研ぎ汁を撒いて母乳の出が良くなるのを祈願したという「子育ての銀杏」。
さらに奥、南側鳥居のそばには手水舎。
お水取りも可能なようだ。
南側鳥居の前には1808(文化5)年造の狛犬が一対。
小ぶりではあるが、その造型は非常に細やかだ。
さらに拝殿前には尻を跳ね上げ、躍動感に溢れる立派な獅子山も。
拝殿前に立つと、生命力に満ち溢れた力強い空気が、社殿から吹きつけてくるような印象すら抱く。
本殿は覆屋形式で、その内部に戦災を免れた木造本殿がある。
幣殿・拝殿は、昭和期における社寺建築設計の権威であった大岡實が担当している。
耐火の観点からRC造を採用しつつ、旧社殿の再現ならびに伝統的な日本建築の優美さを失わぬよう考慮されている。
境内社
東側参道を進む途中の左手には前述の富士塚がある。
反対側に回ると浅間神社(木花開耶姫)の鳥居、その奥に瑞光石が祀られている。
山腹には数々の碑が置かれ、多くの富士講、参拝者に崇敬されたことを偲ばせる。
浅間神社のほぼ向かい側には神仏習合を象徴する地蔵や庚申塔などがある。
社地の北側には三社。
左から福徳稲荷神社(倉稲魂命)、菅原神社(菅原道真公)、稲荷神社(倉稲魂命)。
御朱印
素盞雄神社の御朱印。
初穂料は「お気持ちで」とのこと。
両面を使い、片側が松尾芭蕉の句碑にちなんだ判となる。
東側参道から入った右手奥に授与所があるので、そちらにお願いする。
限定御朱印
6月の天王祭では印判が追加される。
書き置き形式のみの授与。
素盞雄神社の地図
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