根津神社(根津権現)

2014年3月8日


御祭神:須佐之男命・大山咋命・誉田別命
相 殿:大国主命・菅原道真公
社格:准勅祭社・旧府社
URL:http://www.nedujinja.or.jp/
所在地:東京都文京区根津1-28-9
最寄駅:東京メトロ千代田線 根津駅・千駄木駅
東京メトロ南北線 東大前駅
都営地下鉄三田線 白山駅
御由緒:根津神社は東京十社の内の一社となっている。詳細な創建年は不明。
日本武尊が千駄木の地に創祀したと伝えられる古社で、文明年間(1469~1487年)には太田道灌が社殿を奉建している。
主祭神に素盞烏尊、相殿に山王大権現と八幡大菩薩を配祀し、根津三所大権現と称された。
1705(宝永2)年、五代将軍綱吉は兄綱重の子綱豊(甲府藩主、第6代将軍・家宣)を養嗣子に定め、綱豊が江戸城に移ると、当社が綱豊の産土神とされていたことから、綱豊の屋敷地(旧甲府藩邸、現社地)を献納し大造営を行ない、旧社地より御遷座した。
翌1706(宝永3)年に完成した権現造の本殿・幣殿・拝殿・唐門・西門・透塀・楼門は幾多の大火や震災・空襲の被災を逃れ、全てが欠けずに現存しており、1931(昭和6)年に国宝指定、現在は国指定重要文化財である。
明治維新後、神仏分離により旧名の根津権現を根津神社と改称、准勅祭社・府社に列格された。

根津駅1番出口を出て左、不忍通りを直進し約300m先の根津神社前交差点で左折。
細い路地を進むとやがて右手に表参道の鳥居に至る。
広々とした境内に入り神橋を渡ると重厚な楼門が待っている。

さらに参道を進むと左手に手水舎。そして唐門。


唐門に連結された隙塀に囲われた拝殿前には重文指定の青銅灯篭、そして狛犬。


社地西側は丘陵の突端部で緩やかな斜面で、つつじの名所である。
その一角に境内社の乙女稲荷神社と駒込稲荷神社が鎮座している。
また、庚申塔や徳川家宣の胞衣(胎盤)を納めた胞衣塚なども。


根津神社 御朱印帳。初穂料1,200円。
つつじと稲荷社の千本鳥居、そして黒地に御神紋の二種がある。
この他、東京十社めぐりの御朱印帳も頒布されている。

根津神社 御朱印。初穂料300円。
社殿向かって右横の社務所にて受けられる。
2016(平成28)年より社号は墨書きではなく有栖川宮幟仁親王揮毫の印判に変更された。


境内社、乙女稲荷神社と駒込稲荷神社の御朱印。初穂料各300円。
両社ともそれぞれの社号印が新たに作られ意匠が変更された。