中台稲荷神社(若木)
御祭神:保食命
社格:旧村社
所在地:東京都板橋区若木1-13-1
最寄駅:東武鉄道東上線 上板橋駅
URL:http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/syoukai/21_itabashi/21014.html
御由緒:創立年代は不詳。
古伝によれば、社地は稲荷大神が降臨された土地で「稲荷渡(とうかわたり)」と称されていた。
当社は豊島郡中台村の鎮守として崇められ、幕末まで真言宗豊山派の雙林山延命寺(現・中台3-22-18)が別当を務めた。
1873(明治6)年1月、志村熊野神社の祠掌兼勤となり、1874(明治7)年4月2日村社に定められた。
1885(明治18)年、氏子の中台東組によって奉納された「四季農耕図絵馬」は、一年間の農作業の様子が順次描かれており、江戸末期~明治における近隣農家の生活環境を伝える貴重な資料として、板橋区有形文化財に指定されている。
1961(昭和36)年、区立若木小学校用地として板橋区に買収された境外地の売却金および氏子の浄財により、本殿・幣殿・拝殿が造営された。
翌1962(昭和37)年には、1931(昭和6)年造の旧拝殿を移築・改修した神楽殿も建てられている。
上板橋駅北口から徒歩700mほどの高台に鎮座している。
住宅街を北に抜け、社前に至る若木通りの坂を登っていくと、左手に社叢と玉垣が見えてくる。
若木通りを挟んだ向かいは志村警察署・中台交番、社地の裏手(西側)には若木小学校がある。
ちなみに鎮座地を含む現町域名の「若木」は、1958(昭和33)年開校したこの小学校に由来しており、社寺や地史にまつわるものではない。
社殿向かって左手奥にそびえる御神木は根回り580cm・樹高25mのムクの大樹。
かつては航空機の目標が掲げられていたこともあったといい、区の天然記念物にも指定されている。
その根元には末社の御嶽神社(日本武尊)が小さな石祠で祀られている。
中台稲荷神社 御朱印。初穂料300円。
境内左手、2016(平成28)年に竣工した社務所にて受けられる。
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