葛飾氷川神社

概要

鎌倉時代の正治元年創建と伝えられる、旧下千葉村の鎮守。
堀切氷川神社、下千葉氷川神社などとも呼称されるが、正式な社号は「氷川神社」。

御祭神 素盞鳴尊
社格 旧村社
鎮座地 東京都葛飾区堀切5-38-10
最寄駅 京成電鉄本線 堀切菖蒲園駅
URL http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/katsushika/5385

御由緒

社伝によると1199(正治元)年3月、旧下千葉村の鎮守として、武州一ノ宮氷川神社を勧請したという。
「新編武蔵風土記稿」下千葉村の項には、別当として清滝山金長院正王寺(現・堀切5-29-14)、末社として電電社・諏訪社・稲荷社・清滝明神社の名がある。
また、同項には当社と別に諏訪社と八王子社が記載されているが、幕末の1846(弘化3)年に諏訪社を、1912(明治45)年に八王子社も合祀している。
1872(明治5)年11月14日、村社に列せられた。

境内紹介



堀切菖蒲園駅から徒歩で北東に5~600mほどの住宅街に鎮座している。
非常によく整えられた境内。

周囲に景観を遮る無粋な高層建築などがなく、拝所の朱が青空によく映える。
基本的に神明造社殿でありながら、向拝の屋根には若干の反りが見られるなど、特徴的な外観をもつ。

八王子神社


社殿向かって左手に境内社の八王子神社(東照宮・御年神・少名彦命)が鎮座している。
1178(治承2)年、山王二十一社の一社である八王子権現を深く崇敬していた源頼朝によって、関西から遷され正王寺境内に祀られたという。
1649(慶安2)年、三代将軍徳川家光は鷹狩りの際に参拝し、征夷大将軍の始祖たる頼朝の勧請である由緒を聞き、五石の朱印地を寄進した。
前述の通り、1912(明治45)年に氷川神社へ遷座したのち、1931(昭和6)年に社殿が造営されている。

御朱印

葛飾氷川神社の御朱印は、境内左手の社務所にて受けられる。
初穂料300円。
応対してくださった女性の丁寧さと笑顔が印象に残る神社であった。

葛飾氷川神社の地図