小谷野神社
概要
江戸時代の元禄10年、柳原村から小谷野村が分村した際、鎮守として稲荷を勧請したとみられる。
昭和43年、廃止された古地名「小谷野」が冠された。
御祭神 | 宇迦之御魂神 |
---|---|
社格 | 旧無格社 |
鎮座地 | 東京都葛飾区堀切4-33-17 |
最寄駅 | 京成電鉄本線 堀切菖蒲園駅 東武鉄道伊勢崎線(スカイツリーライン) 堀切駅 |
URL | — |
御由緒
創建の由緒は不明だが、江戸時代の「元禄10年武蔵国西葛西量小谷野村検地水帳」には当社の存在が記されている。
1697(元禄10)年に柳原村から小谷野村が分村した際、鎮守として勧請奉斎されたとみられる。
別当寺は真言宗智山派の寺院、明王山不動院宝性寺(現・堀切4-54-2)が務めた。
明治以降は稲荷神社と称していたが、1968(昭和43)年5月、住居表示の実施に伴い「小谷野」の地名が廃止されることとなり、小谷野神社と改称した。
1972(昭和47)年9月、現社殿に造替されている。
境内紹介
堀切菖蒲園駅から直線距離で約400m西、首都高中央環状線のそばが鎮座地。
アクセスとしては駅出口から南に向かい、川の手通りを「堀切菖蒲園駅前」交差点で左折し、約150m先で分岐する側道に入っていく。
分岐から200mほど進むと右手に現れる京成線のガード下を抜けた先に鳥居が見える。
かつて当社では毎年7月20日に「桃祭り」という特殊神事が行われていた。
桃の実を開いて厄を免れる病気平癒・災厄除を祈願する神事で、獅子が町内を舞い、参拝者には桃が配られたという。
盛夏の到来を告げる行事として、明治・大正の頃までは盛大に行われ、小谷野の人々に親しまれていた。
境内社
境内社は二社、三峯神社(伊邪那岐命・伊邪那美命)と水天宮(天御中主神)が鎮座している。
両社は元々旧綾瀬川が隅田川に合流する付近に祀られていたが、荒川放水路の開削工事に伴って三峯社は現・堀切橋詰、水天宮は隅田川水門際に遷された後、現在地に再遷座した。
御朱印
小谷野神社境内に社務所はあるが、通常は無人。
御朱印は本務社の堀切天祖神社にて受けられる。
初穂料300円。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません