武蔵野八幡宮

武蔵野八幡宮
御祭神:誉田別尊・比賣大神・大帯比賣命
社格:旧村社
所在地:東京都武蔵野市吉祥寺東町1-1-23
最寄駅:JR中央線 吉祥寺駅
京王電鉄井の頭線 吉祥寺駅
URL:http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/syoukai/26_kitatama/26140.html
御由緒:桓武天皇の御代789(延暦8)年、坂上田村麿が豊前国・宇佐神宮の御分霊を祀ったと伝えられる。
当初は現在の文京区水道橋付近に鎮座していたが、1657(明暦3)年の明暦の大火、翌1658(明暦4)年の吉祥寺大火によって曹洞宗諏訪山吉祥寺と門前町も焼失する。
その後江戸市中の復興と都市改造が行われ、同地一帯は大名屋敷用地となり、吉祥寺は現在地(現・文京区本駒込3-19-17)へ移転・再建の運びとなる。
門前町の住人らには江戸幕府御用達の茅刈場であった武蔵野御札茅場千町野が代地として提供され、移住が進められた。
1659(万治2)年11月には佐藤定右衛門・宮崎甚右衛門・松井十郎左衛門らが当地の開拓に着手し、吉祥寺村の開村にいたる。
当社もこの過程で現在地へ遷座され、吉祥寺村民の氏神、総鎮守として尊崇された。
1868(明治元)年、村社に列せられている。
武蔵野八幡宮 鳥居武蔵野八幡宮 井之頭辨戝天道標
吉祥寺駅北口からサンロード商店街を北に向かう。
商店街の北端で接続する都道7号線・五日市街道を横断し左折、そこから150m強ほど進んだ先にある八幡宮前交差点の手前、右側に社頭がある。
境内に入ったすぐ左手に井之頭辨戝天道標。
1785(天明5)年の刻銘があり、もとは交差点の対角付近にあったという。
大正から昭和にかけ二度の移設を経て、2008(平成20)年9月8日当初の場所に程近いこの場所に安置された。
武蔵野八幡宮 手水舎武蔵野八幡宮 文化十年造鳥居
武蔵野八幡宮 明治12年造狛犬 (2)武蔵野八幡宮 明治12年造狛犬 (1)
1879(明治12)年造の狛犬、西参道には1813(文化10)年造の鳥居など、境内には古い石造物が並ぶ。
武蔵野八幡宮 拝殿武蔵野八幡宮 境内社合殿
境内社はひとつの社殿に大鳥神社・出雲神社・三島神社・疱瘡神社・須賀神社・稲荷神社・厳島神社の各社が鎮まっている。
大鳥神社が祀られていることから、11月には酉の市が開かれる。
また、出雲神社の祭神は大国主で、武蔵野吉祥七福神めぐりの大國様となっている。
ちなみに当社に隣接する安養寺は布袋尊を担う。

武蔵野八幡宮 御朱印
武蔵野八幡宮 御朱印。初穂料300円。
社殿向かって左手の社務所にて受けられる。