大和町八幡神社
概要
平安時代中期の永承年間、源義家が京都・石清水八幡宮を遥拝し祭儀を行なった土地に同八幡宮の御神霊を勧請し、天喜4年に創建したと伝えられる。
御祭神 | 誉田別命 |
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社格 | 旧村社 |
鎮座地 | 東京都中野区大和町2-30-3 |
最寄駅 | JR中央線 高円寺駅 西武鉄道新宿線 野方駅 |
URL | http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/nakano/5315 |
御由緒
平安時代中期の永承年間(1046~1052年)、奥羽安倍氏征討に向かった源義家が、高台の当地で京都・石清水八幡宮を遥拝し祭儀を行なった。
義家を慕い石清水八幡宮を信仰した村人たちが、1056(天喜4)年に同八幡宮の御神霊を勧請し創建したと伝えられる。
以後、上沼袋村枝郷大場村の鎮守として崇敬され、別当は真言宗豊山派寺院の寺院・清谷寺(現・沼袋3-21-7)が務めた。
1928(昭和3)年に社殿の改築があり、1934(昭和9)年には無格社から村社に昇格した。
戦後間もない1948(昭和23)年、境内に付属やはた幼稚園を設立、1982(昭和57)年にこれを学校法人化している。
境内紹介
高円寺駅からは徒歩約12~3分程度。
北口から純情商店街、庚申通り商店街を抜け、早稲田通りを横断する。
大和町郵便局右脇の路地に入り、住宅街の細道をひたすら北に向かったところにある。
野方駅からは一旦環七通りへ出て南下し、大和町二丁目歩道橋のそばで左折すると300mで社頭にいたる。
鳥居の西隣には育英地蔵堂と厄除不動堂の堂宇が建つ。
東京都神社名鑑を確認すると、どうやらここも神社の所有であるようだ。
80m以上続く参道には三対の狛犬が坐っているが、なかでも拝殿前の狛犬は1830(文政13)年の造立と古い。
そのほか「魚魂碑」という、釣魚の慰霊碑などもある。
1928(昭和3)年造の社殿は、幸いにも戦災を免れている。
社地の東から北側にかけては付属のやはた幼稚園の敷地となっているため、園庭で元気に遊ぶ園児たちの姿がみえる。
裏手に回り、本殿を確認するとその周囲にも遊具が設置されているご様子。
八幡神に護られながら育つ子供たちは幸せ者だ。
境内社
境内社は稲荷神社が一社、社殿の左手に鎮座している。
祭神は宇迦御魂命。
社殿内に吊り下げられた提灯には「むすび稲荷神社」と書かれていた。
御朱印
大和町八幡神社の御朱印は社殿向かって左手奥の社務所にて受けられる。
初穂料300円。
大変腰の低い、丁寧なご対応をいただいた。
例大祭
大和町八幡神社の例大祭は7月第4週末に行われているが、2016(平成28)年から「大盆踊り会」と称し、町会の盆踊りを幅広い年代が楽しめるものとして再生させる試みが行われている。
2017(平成29)年はイラストレーター・オガワサトシ氏デザインによる限定御朱印が授与された。
例大祭当日に開帳されていた三基の神輿。
大和町八幡神社の地図
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