羽田神社
概要
旧羽田村・旧羽田猟師町の鎮守。境内には区指定有形民俗文化財の羽田富士がある。
飛行機柄の御朱印帳には夜間版があり例祭時のみ頒布される。
御祭神 | 素盞嗚尊・稲田姫尊 |
---|---|
社格 | 旧村社 |
鎮座地 | 東京都大田区本羽田3-9-12 |
最寄駅 | 京浜急行電鉄空港線 大鳥居駅 |
URL | http://www.hanedajinja.com/ |
御由緒
戦国時代、蒲田・六郷・羽田~大師河原一帯を領し羽田浦水軍の実質的な支配者であった行方与次郎が牛頭天王社を祀ったことに始まる。
江戸時代には、旧羽田村(本羽田)・旧羽田猟師町(羽田)の鎮守であり、徳川家の他、島津家、藤堂家などの崇敬を受けていたという。
かつては羽田村自性院内に祀られていたが、明治維新の神仏分離により八雲神社として独立、1907(明治40)年に社号を羽田神社と改称した。
1988(昭和63)年、現社殿に造替された。
氏子区域として羽田全域、羽田空港を含み、地域はもとより航空会社からの崇敬も未だ篤い。
境内紹介
京急大鳥居駅を東口を出て、産業道路を南進(川崎方向)する。
真っ直ぐの道なので迷うことはないだろう。
多摩川を渡る大師橋のたもとが鎮座地。
一の鳥居、二の鳥居をくぐった左手に手水舎。
後方に御神井戸と掲げられた古井戸があり、中を覗けばいまだ水を湛えているのがわかる。
羽田総鎮守の名にふさわしく、威容を誇る社殿。
1988(昭和63)年の造営と、比較的新しいこともあってか丹塗りも退色しておらず鮮やかだ。
社地最奥、本殿脇付近に鳳輦庫。
壁には脚の丈を詰めた先代の二の鳥居が保存されている。
境内社
羽田神社の境内社は5社。
拝殿右手奥に羽田稲荷神社(宇迦之御魂神)・日枝神社(大山咋命)。
増田稲荷神社・鈴納稲荷神社。
祭神はともに宇迦之御魂神。
末社の並びには八雲神社之碑。
1841(天保12)年、のちの13代将軍・徳川家定が疱瘡治癒祈願に訪れたことを記念している石碑。
羽田富士
社殿左手奥には富士塚(羽田富士)があり、富士浅間神社が鎮座する。
大田区唯一のものとされるこの富士塚は、明治初期に築山され、大田区指定有形民俗文化財となっている。
歴史的には比較的新しい富士塚であるが、非常に良い気が感じられる。
別宮羽田神社御旅所
本羽田1-29の飛地境内地には別宮御旅所がある。
こちらが羽田神社および羽田町発祥の地と伝えられている。
例大祭時には本社で大祭式執行後、御旅所清祓式が行われる。
御朱印・御朱印帳
御朱印
羽田神社の御朱印は社号と羽田富士の二種類がいただける。
初穂料は各300円。
御朱印・御朱印帳とも拝殿左手の社務所にてお願いできる。
限定御朱印
祭礼期間の御朱印は、通常時飛行機柄の印判が「御祭禮」の文字が入った絵馬型に変更される。
2017(平成29)年には羽田富士の御朱印にも「羽田神社御祭禮」の印が捺されている。
夏詣
2017(平成29)年より夏詣に賛同しており、期間中夏詣印が捺された御朱印が出されている。
御朱印帳
羽田神社 御朱印帳。初穂料1,000円。
空港のある羽田らしく旅客機、そして神輿のデザイン。
限定御朱印帳
毎年7月の祭礼期間限定で頒布される御朱印帳は2016(平成28)年まで夜間フライト版だったが、2017(平成29)年は暁フライト。
初穂料1,500円で旅客機のしおりがつく。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません