北澤八幡神社(北澤八幡宮)
概要
戦国時代・文明年間に、世田谷北辺の守護神として世田谷城主・吉良氏により創建された神社で下北沢の鎮守。
オリジナル御朱印帳が頒布されている。
御祭神 | 応神天皇・比売神・神功皇后・仁徳天皇 |
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社格 | 旧村社 |
鎮座地 | 東京都世田谷区代沢3-25-3 |
最寄駅 | 京王電鉄井の頭線 池ノ上駅・下北沢駅 小田急小田原線 下北沢駅 |
URL | http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/setagaya/2949 |
御由緒
文明年間(1469~1487年)に世田谷城の鬼門鎮護として、当時城主であった吉良頼康の勧請で創建され、七澤八社随一正八幡宮と称された。
七澤とは世田谷地区の北澤、上馬引澤、下馬引澤、野澤、奥澤、深澤、池澤などのこととされる。
1812(文化9)年、旧別当・森巌寺の火災によって一切の古文書が焼失したため、詳しい由諸は不明である。
しかしながら、江戸時代の1650(慶安3)年には「八幡宮領七石四升は前々のごとく寄進せしむ」知行斎藤摂津守による黒印状があったとされ、下北沢村の鎮守として栄えた。
現在の社殿は1984(昭和59)年に新築され、神楽殿は1893(明治26)年に造営ののち2004(平成16)年に改築されている。
境内紹介
最寄りは下北沢駅のひと駅隣、池ノ上駅である。
駅出口から50mほど西側の踏切で左折し、住宅街の緩い坂を南に下っていくと当社の脇に出られるルートがある。
鳥居をくぐると横に児童公園があり、午後や休日には付近の子供たちで賑わう。
参道には二ヶ所の石段があり、途中に神楽殿や宮神輿庫がある。
拝殿前には1852(嘉永5)年造の狛犬が一対。
RC造の社殿には茶系の落ち着いた塗装が施され、重厚感がある。
境内社
北澤八幡神社の境内末社は社殿の左右に分かれて鎮座している。
向かって右手には円海稲荷社(倉稲魂神)と高良玉垂社(高良玉垂命)。
高良玉垂命といえば久留米・高良大社の御祭神。
ちなみに世田谷八幡宮の末社にも高良神社がある。
この地域には久留米付近が出自の人々がいたのであろうか。
産土社(産土大神)と弁天社(多岐理比売命・市杵島比売命・多岐津比売命)。
産土社の社殿は、1852(嘉永5)年に造られた北澤八幡の旧本殿が転用されている。
弁天社の隣は野屋敷稲荷社・愛宕稲荷社・長栄稲荷社と続く。
授与所にある北澤八幡神社限定勾玉おみくじガチャ。一回300円。
赤瑪瑙・黒瑪瑙・砂金石・水晶・紅水晶のうち、その時の自分に必要な石が当たるとされている。
御朱印・御朱印帳
御朱印
北澤八幡神社の御朱印は初穂料500円。
拝殿向かって右手の授与所にて受けられる。
例大祭限定御朱印
例大祭時の限定で神輿の印判が捺された御朱印。
本社神輿
9月第一週末の例大祭では本社神輿は基本的に御開帳のみで出御しないが、大小約20基の町会神輿が続々と参道石段を昇り宮入りしてくる勇壮な光景がみられる。
御朱印帳
北澤八幡神社の御朱印帳。
初穂料は初回の御朱印分込で1,500円。
例祭でガールスカウトの団員により演舞される巫女舞「迦陵頻(かりょうびん)」がデザインされている。
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