第六天神社(高井戸西)

2015年1月29日

高井戸西第六天神社
御祭神:面足命・惶根命
社格:旧村社
所在地:東京都杉並区高井戸西1-7-2
最寄駅:京王電鉄井の頭線 高井戸駅
URL:http://www.shimotakaido.org/tenjinja/
御由緒:創建時期は不詳だが、鎌倉時代と推定されており、1559(永禄2)年の「小田原衆所領役帳」に高井堂との記載があることから、少なくともこれより以前に成立していたと考えられている。
天保年間(1830~1843)には社殿が焼失し、1856(安政3)年に現在の本殿が再建された。
明治維新後は1872(明治5)年11月に村社に列せられ、1881(明治14)年には拝殿が再建された。
1897(明治30)年には旧高井戸村内字伊勢に鎮座していた神明社と字前山にあった浅間神社を、境内末社として当地に遷座した。
昭和に入り、中央高速道路の新設に伴って社殿を後方に曳家し、1972(昭和47)年6月に本殿の覆殿ならびに幣殿が鉄筋コンクリート造で新築された。
また、この時境内末社殿も併せて造営されている。
高井戸西第六天神社 境内全景高井戸西第六天神社 鳥居と社号標
高井戸西第六天神社 手水舎高井戸西第六天神社 参道
井の頭線の高井戸駅が最寄り。ここから駅東側を通る環八を南下する。
中央道(この区間は首都高4号新宿線との接続点)の下を通過する交差点で右折し、200m程度歩けば社頭である。
駅からだと800mほど、徒歩10分程度の距離だろうか。
高井戸西第六天神社 大正6年狛犬 (1)高井戸西第六天神社 大正6年狛犬 (2)
社頭から参道を進むと二対の狛犬が睨みをきかせている。
手前側の一対は1917(大正6)年造の尾流れ。
高井戸西第六天神社 明和8年銘石造狛犬 (1)高井戸西第六天神社 明和8年銘石造狛犬 (2)
社殿側の一対は1771(明和8)年製で焼失した旧社殿よりも古く、杉並区の指定有形文化財となっている。
高井戸西第六天神社 社殿高井戸西第六天神社 拝殿彫刻 (1)
高井戸西第六天神社 拝殿彫刻 (2)高井戸西第六天神社 拝殿彫刻 (3)
明治時代に造営された拝殿の上部には緻密な龍の彫刻が施されており、しばし目を奪われる。
高井戸西第六天神社 末社殿高井戸西第六天神社 末社殿 (2)
境内末社殿には、秋葉神社(火産霊命)・白山神社(伊弉諾命)・浅間神社(木花開耶姫命)・天祖神社(天照大御神)・氷川神社(素盞嗚命)、そして稲荷神社二社(両社とも保食命)が合祀されている。
高井戸西第六天神社 御朱印
杉並区高井戸西 第六天神社 御朱印。初穂料300円。
当社は兼務社のため通常無人である。
御朱印は本務社の下高井戸浜田山八幡神社にてお願いできる。