飛木稲荷神社

2015年4月29日


御祭神:宇迦神霊命
社格:旧無格社
所在地:東京都墨田区押上2-39-6
最寄駅:東武鉄道伊勢崎線・亀戸線 曳舟駅
京成電鉄押上線 京成曳舟駅
都営地下鉄浅草線 押上駅
東京メトロ半蔵門線 押上駅
URL:http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/syoukai/13_sumida/13015.html
御由緒:創建の詳細は、再三の水害・火災などにより古書などが失われており不明。
幕府の寺社奉行書や明治時代の神社明細帳によれば、創建時期は1468(応仁2)年とされている。
古老の口伝によると、大昔ある暴風雨の折、イチョウの枝が飛来し当地に刺さったものが、いつの間にか亭々とそびえるようになり、これは異状のことだとして、稲荷神社を奉斎したのが創祀と伝えられている。
社号の「飛木」の名もこれを起源としているという。
なお、別説として鎌倉幕府滅亡後に、北条氏の一門が当地に逃れ転住し、稲荷大明神を祀ったという説もある。
旧別当は現在も隣接する天台宗・飛木山普門院圓通寺であった。
御神木は樹齢千年を超えると言われるいちょうで、墨田区随一の大木とされ、墨田区指定文化財(天然記念物)である。
1945(昭和20)年3月9日の空襲により、大きな損傷を受けたが、その身を挺して街への延焼を防ぎ、多くの住民を救ったことから「身代わり飛木の焼けイチョウ」と称される。
被災により一時は樹勢が衰えたが、戦後数年して再び芽吹き、現在は樹勢も完全に回復し旺盛に繁茂している。


飛木稲荷神社は高木神社と数十mしか離れていない。
東武線曳舟駅から曳舟川通りへ。スカイツリーに向かってこの通りを南へ進む。
300mほど先の「押上二丁目」と書かれた信号機を目印に左折して細い路地に入る。
ここから途中高木神社の社頭を過ぎつつ、約140mほど進んだ先にところに社地がある。

旧社殿は1945(昭和20)年の空襲で焼失している。
仮社殿で復興した後、1952(昭和27)年に現社殿が再建されている。


社殿左手を奥へ進むと境内社が鎮座している。
日枝神社(御祭神・大山咋神)の社殿には、繊細な彫刻が施されている。


もう一座は本殿後方の奥社稲荷神社。御祭神は本社に同じ。
ボク石で築かれた小山の頂に小石祠が置かれ、山麓には狐穴も。
社前に立てば、ピリッとした空気が漂う。
御眷属の狐達がしっかりこの神域を護持しているようだ。

飛木稲荷神社 御朱印。初穂料300円。
拝殿右手の社務所にてお願いできる。

身代わり飛木の焼けイチョウ


宮司様の奥様よりお頒ちいただいた絵葉書。

晩秋に見事に色づく大銀杏の実物は一見の価値あり。
絵葉書の中にも描かれている「お狐さま」は手水舎の前から見上げると、枝葉の中に西方を望むようにして坐す。