下丸子六所神社
御祭神:大己貴命・伊邪那岐命・素盞嗚命・大宮比売命・瓊々杵命・布留大神
社格:旧村社
URL:—
所在地:東京都大田区下丸子4-16-5
最寄駅:東急多摩川線 下丸子駅
東急電鉄池上線 千鳥町駅
御由緒:鎌倉時代中期に荏原郡の領主となった荏原左衛門尉義宗が、四條天皇の御宇の1234(文暦元)年、当地に六柱の神々を奉斎したのが当社の創祀であるとされている。
奉斎されている六柱の祭神は府中・大國魂神社の旧祭神と同一であることから、大國魂神社から勧請したという説が有力である。
江戸時代には、現在も当社から至近に位置する壽福山蓮光院円満寺が別当として管理し、旧下丸子村の鎮守であった。
明治の神仏分離令により独立、終戦までは村社に列格していた。
本殿は1938(昭和13)年造。拝殿は1852(嘉永5)年造で1938(昭和13)年に改築。
2014(平成26)年に改修が行われている。
下丸子駅を出て左、南西へ伸びる路地を道なりに400mほど進んだところに鎮座している。
このルートをたどると、公園化された諏訪神社(無人)が先に見つかるが、六所神社の入口は諏訪神社の手前で左折した先にある。
ちなみに諏訪神社の左脇の道へ進んでしまうと、六所神社の裏手に出るのでご注意を。
拝殿の建具枠などに修復の跡がみえる拝殿。向拝部には美しい彫刻が残されている。
古い木造社殿の維持にあたっては様々な問題が予想されるが、ぜひ後世まで末永く残って欲しいものである。
境内には社殿脇に合計五つの小祠が鎮座する。
旭稲荷神社、すっとび稲荷神社、三峰神社、北野神社などと他サイトには記載があるが、どの神社の社号なのか判別不可能。
このため宮司様に伺ったところ、意外な事実が判明。
実は全て六所神社の正式な境内末社ではないのだそうだ。
詳しい経緯は不明だが、付近の講社に場所貸しをする形で、あるいは邸内社が持ち込まれた結果鎮座しているのだという。
各社号までは聞きそびれたが、社殿向かって左の赤い屋根が三峰神社、他は全て稲荷神社とのこと。
下丸子六所神社 御朱印。初穂料300円。
参道左手の社務所にて受けられる。
おまけ
六所神社の北東に鎮座する諏訪神社(下丸子4-14-5)。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません