穏田神社(穩田神社)
概要
御祭神 | 淤母陀琉神・阿夜訶志古泥神・櫛御食野神 |
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社格 | 旧村社 |
鎮座地 | 東京都渋谷区神宮前5-26-6 |
最寄駅 | JR山手線 渋谷駅・原宿駅 東京メトロ千代田線・副都心線 明治神宮前(原宿)駅 |
URL | http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/shibuya/2066 |
御由緒
創建年代は不詳。旧渋谷区穏田の産土神、村の鎮守として存在していたようだ。
1591(天正19)年、徳川家康より伊賀衆に穏田の地が与えられ給地となる。
以後住民も増加し、江戸時代には第六天社(第六天魔王を祀る社)と称され、別当を日蓮宗の妙円寺が勤めていた。
明治維新に伴う神仏分離によって妙円寺は廃寺となり、社号を穏田神社に改めて、御祭神を天神第六代の淤母陀琉神・阿夜訶志古泥神とした。
1885(明治18)年には村内大字穏田84番地に鎮座していた熊野神社(櫛御食野神)を合祀する。
1928(昭和3)年村社に昇格したが、1945(昭和20)年5月の空襲により神輿庫を除き焼失した。
戦後、旧小松宮家の邸内社から本殿・石灯籠・鳥居などの払い下げを受け、1956(昭和31)年に幣殿・拝殿が再建された。
境内紹介
明治通りから通称キャットストリートを進むと、渋谷教育学園渋谷中学校・高等学校がある。
この校舎脇の坂を少し上っていくと左手に駐車場があり、細い路地が住宅街へ伸びている。
この路地へ入るとまもなく鳥居が見えてくる。
近くに渋谷、明治通り、原宿の賑わいがあることを感じさせない、静かな空間である。
手水舎近くの参道にいる一対の狛犬は独特の形状。
「肥前狛犬」と分類されるようだが、製作年代不詳。
拝殿前にも狛犬一対。こちらは1925(大正14)年造の準江戸型。
拝殿を背にして左奥には末社の出世稲荷神社(宇迦御魂命)が鎮座する。
御朱印
穏田神社と末社・出世稲荷神社の御朱印。
初穂料は各300円。
拝殿向かって右手の社務所にて受けられる。
境内は凛とした空気感の中にも穏やかな柔らかさ、静けさを併せ持つ。
いつ参拝しても、その印象が変わらない安定感がある。
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