下神明天祖神社

2014年7月10日

概要

御祭神 天照大神
配祀
天児屋根命・応神天皇
社格 旧村社
鎮座地 東京都東京都品川区二葉1-3-24
最寄駅 東急電鉄大井町線 下神明駅
JR京浜東北線 大井町駅
JR横須賀線 西大井駅
東京臨海高速鉄道りんかい線 大井町駅
URL http://天祖神社.jp/

御由緒

元は蛇窪村の鎮守として鎮座していた神社であるとされ、創建由緒については上神明天祖神社と同一であると思われる。
別説では鎌倉時代に幕府の重臣(あるいは当地の豪農)森屋氏が創建し、一族の敬神の対象であったともいわれる。
1558(永禄元)年4月、第5代古河公方・足利義氏が下総への進軍中、社祠として祀り戦勝を祈願したとの伝承もある。
正保年間(1644~1647)、蛇窪村が立会川の上流地域と下流地域(上蛇窪村・下蛇窪村)に分離するのに伴い、下神明が分立しそれぞれの村の鎮守となった。
1874(明治7)年4月2日村社に昇格、1909(明治42)年12月12日稲荷社が境内に遷座されている。
1973(昭和48)年に現社殿に造替された。
御神木である榧(品川区保存樹・第三号)を始め21本の樹木が品川区保存樹に指定されている。

境内紹介



東急大井町線下神明駅で下車。駅名の由来はもちろん社号から。
高架下に出る3番出口から公園、豊栄学園のそばを通り二葉町交番のある交差点を左に。
緩い坂を下っていくと左手に鳥居と社号標が見えてくる。
手水は珍しいポンプ式。
また、当社には二の鳥居を挟むようにして二対の狛犬が置かれている。
二の鳥居手前の狛犬は1932(昭和7)年奉納、拝殿側の狛犬は1933(昭和8)年奉納で品川区内最大とのこと。

境内社


参道は長くまっすぐ拝殿まで続く。境内社は由緒にもある稲荷社。
予備知識なしに参拝したのだが、稲荷社脇にある斎田で御田植祭が斎行された直後であった。

飛び地末社


当社の北西800mほどにある戸越稲荷神社(品川区戸越5丁目10)は1818(文政元)年の創建で、2000(平成12)年より飛び地末社となった。
大井町線・戸越公園駅から100mほど北、戸越中央商店街から脇に入った路地に鎮座している商店街の守護神。
御祭神は京都伏見稲荷と同様、宇迦之御魂大神・大宮能売大神・佐田彦大神・田中大神・四大神。

御朱印

下神明天祖神社の御朱印は、拝殿右手にある社務所にて受けられる。
初穂料300円。

例大祭限定御朱印

2017(平成29)年に出された例大祭限定の御朱印。
書き置き形式の授与。
当日である9月16・17両日のみ日付が書かれ、その他月内は「九月」とだけ書かれる。

熊本地震復興支援

熊本地震被災神社復興支援御朱印。
初穂料は300円以上の志納。
「平成28年(2016年)熊本地震」で被災した各所の神社の復興支援のため、2016(平成28)年内授与が行われた。
この御朱印の初穂料は全て被災神社の復興資金として送金されるとのこと。

下神明天祖神社の地図