鴎稲荷神社
概要
鴎を大漁の兆しとして崇めたことからその名が冠された旧羽田仲町三町会の守護神。
羽田七福いなりめぐりの五番で、御利益は開運招福とされている。
御祭神 | 宇迦之御魂命 |
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社格 | 旧無格社 |
鎮座地 | 東京都大田区羽田6-20-10 |
最寄駅 | 京浜急行空港線 穴守稲荷駅 |
URL | http://kamomeinari.hanedajinja.com |
御由緒
社頭に現存する石鳥居の刻銘から、江戸時代の1845(弘化2)年頃以前に創建されていたことが伺える。
海上安全、大漁祈願、火伏の神として旧仲町(現在の横町・稲荷前・下仲町の各町会)の住民により信仰された。
漁師たちが祈願すると鴎が飛来し大漁になったことから、鴎は大漁の兆しと考えられた。
このためいつしか社号に鴎の名が冠されるようになったという。
1924(大正13)年頃社殿を新築したが、1945(昭和20)年の戦災で焼失し、戦後まもなく再建された。
初午祭では篝火が焚かれ、羽田囃子や初午太鼓の奉納などが行われる。
境内紹介
中村天祖神社から大師橋、首都高1号羽田線の下を通過し、道なりに300m弱進むと右手からの道と合流する。
この合流点手前、左手に入る細い路地の突き当たりが鎮座地。
昭和を偲ばせる住宅街の風景に、溶け込むようにして佇む小さな社だ。
社前の道は旧羽田道の一部。
羽田道は旧東海道(現・美原通り)の内川橋南詰付近から分岐し弁天橋に至る旧道だ。
羽田の魚介類や野菜の輸送路として、また羽田弁財天等に参詣する人々が利用した。
境内には厄神様の祠も。
厄除の神様として祀られている。
御朱印
羽田七福いなりめぐりの一社であり、正月の開催時期のみ朱印が境内にて受けられる。
図案は大漁を導くかもめの群れと漁船。
初穂料100円。
鴎稲荷神社の地図
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