品川神社

2014年3月30日

品川神社

御祭神 天比理乃命・素盞嗚尊・宇賀之売命
社格

准勅祭社・旧郷社

鎮座地 東京都品川区北品川3-7-15
最寄駅 京浜急行電鉄本線 新馬場駅
URL http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/shinagawa/5264

御由緒

1187(文治3)年、源頼朝が安房国一之宮・洲崎明神(現・千葉県館山市洲崎神社)から、海上交通安全と祈願成就のため天比理乃咩命を勧請して祀ったのが創祀とされる。
その後鎌倉末期の1319(元応元)年に二階堂道蘊が「宇賀之売命」を、太田道灌が1478(文明10)年6月に「素盞嗚尊(牛頭天王)」をそれぞれ勧請している。
1600(慶長5)年、徳川家康は関ヶ原の戦出陣にあたり戦勝を祈願し、同合戦にて勝利を収めると、祈願成就の御礼として天下一嘗の面(国常立尊面)、神輿(葵神輿)などを奉納した。
また江戸幕府三代将軍・徳川家光が東海寺を建立し、その鬼門にあたる当社を同寺の鎮守と定め、以来社殿以下神主宅に至るまで全て幕府によって再建修復を行う「御修復所」とした。
1694(元禄7)年、1850(嘉永3)年と二度に亘り社殿は焼失しているが、都度幕府が再建している。
明治に入り、1868(明治元)年准勅祭社の指定を受け、制度改変後の1872(明治5)年に郷社へ列格した。
旧社殿は第二次大戦の空襲被害を免れたものの、老朽化したため1964(昭和39)年、現在の社殿が造営された。

境内紹介

品川神社 鳥居と社号標品川神社 龍鳥居
品川神社 龍鳥居 下り龍品川神社 龍鳥居 上り龍
京急普通列車に乗って新馬場駅へ。
品川方面から来る途中の車窓から第一京浜を見ていると鳥居が見える。
駅北口を出て品川方向へ向かい、近くの信号を渡ればすぐ。
一の鳥居は珍しい石造りの双龍鳥居。
馬橋稲荷神社・宿鳳山高円寺境内のものと併せて東京三鳥居のひとつに数えられる。

富士塚

品川神社 富士塚 登拝道品川神社 境内
品川神社 富士塚 石祠品川神社 富士浅間神社
参道石段の途中、左側に富士塚への登拝道がある。
登拝道入口の猿田彦神社には願掛けのわらじが数足ぶら下がっている。
富士塚山頂から境内を眺めると、その高さが体感できる。
山頂から少し下の小さな石祠は小御嶽神社だろうか。
この富士塚は比較的新しく、明治2~5年頃に築造されたといわれ、品川区指定有形民俗文化財となっている。
参道階段を上りきったところには富士浅間神社が鎮座する。
品川神社 二の鳥居品川神社 三の鳥居
品川神社 御嶽神社品川神社 祖霊社
参道を進む右手には御嶽神社、祖霊社などが続く。
ゆとりのある境内で午前中早めの参拝だったこともあってか、とても爽やかな雰囲気。
三の鳥居は1648(慶安元)年に当社の元別当寺である東海寺を建立した三代将軍徳川家光の側近・堀田正盛により寄進されたもので品川区の指定文化財だ。
品川神社 拝殿品川神社 本殿
品川神社の拝殿と本殿。
なお、拝殿右手から社殿を左回りに進む参道があり、その先には自由民権運動の推進者・板垣退助の墓所がある。

末社・阿那稲荷神社

品川神社 阿那稲荷神社上社 (2)品川神社 阿那稲荷神社上社 (1)
拝殿右手に阿那稲荷神社の上社と下社。
本殿境内とは打って変わって張り詰めた空気が漂う。
まずは天の恵みの霊が祀られている上社を参拝。
品川神社 阿那稲荷神社下社 石祠品川神社 阿那稲荷神社下社 (1)
品川神社 阿那稲荷神社下社 (2)品川神社 阿那稲荷神社下社 一粒萬倍の泉
続いて下社。地の恵みの霊、そして霊泉「一粒萬倍の泉」が祀られている。
この霊泉でお金や印鑑を洗うと御利益があるとされている。

御朱印

品川神社 御朱印

品川神社の御朱印は初穂料300円。
拝殿向かって左手の社務所にて受けられる。

品川神社の地図